弊社が西本願寺御門前に居を構えたのは、江戸時代天明年間、創業200有余年になります。当初は、西本願寺および全国末寺の表装をはじめ、一般得意先の表装を手がけ、歴史を重ねてまいりました。そして、戦後、とくに政府からの要請にこたえて、昭和26年より京都国立博物館に文化財保存修理所を設置。以来、絵画、書蹟、染織品などの文化財修理を着実に行い、実績を積みながら、昭和49年7月には株式会社宇佐美松鶴堂と改称し、現在では八代目(父:相談役)を継承いたしております。
また昭和63年1月には、積年の計画であった新社屋の建設も、諸方のご支援のお陰をもちまして、無事竣工することができました。この上は、伝統の“心と技”に磨きをかけ、日々精進を重ね、全社一丸となって、文化財の修理や美術品の表装に誠心誠意、専念努力し、貴重な文化遺産を未来へと伝えるために貢献していく所存でございます。
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